灸の種類〜知熱灸

大阪メトロ今今里筋線清水駅徒歩5分 ひかり鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます。

院長の仲光です。

前回のコラムでは、有痕灸の種類についてご紹介しましたが、今回のコラムでは、無痕灸についてご紹介したいと思います。

無痕灸

無痕灸は、心地よい温熱刺激を与えることにより皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節を刺激して生体反応を期待する目的で行う治療法です。

有痕灸とは異なり痕が残らないのが特徴で、現在多くの鍼灸院ではこちらの技法が主流となっています。

種類として、知熱灸と八分灸・隔物灸(ニンニク灸・しょうが灸・味噌灸)など、大きく分類すると13種類に分けられます。

知熱灸とは

知熱灸は、お灸を直接皮膚の上に置き艾を最後まで燃やさずに、患者さんが熱さを感じたところで取り除く技法です。

ポカポカと温かく感じるので気持ちよく施術を受けられ、点火して熱いと感じたら取るので痕が残りません。

知熱灸は、血流を改善して弱った免疫力や痛みの緩和が期待できます。

八分灸とは

八分灸は艾が八分ほど燃え、熱さを感じるか感じないかのタイミングで、燃えている艾をつまみ消し、皮膚から取り除く方法です。

即効性があり、膝の痛みや腰痛などの症状を一回の治療で緩和することが可能です。

ぎっくり腰の治療にも適しています。

隔物灸とは

隔物灸は肌と艾の間に、ニンニクや生姜、味噌などを置いて燃やす技法です。

艾の中でも精製度の低い艾を使用して、熱量が高めなので身体に熱がじんわりと染み込み、温かさが継続するのが特徴です。

  • ニンニク灸

数mm程度の薄切りしたニンニクを肌に直接置き、その上に艾を置いて着火する技法です。

ニンニクに熱が伝わり、患者さんが熱さを感じたら場所をずらして治療します。

日本においても古くから民間療法として使われてきた、代表的な治療法です。

  • 生姜灸

ニンニク灸と同様に、数mm程度の薄切りした生姜を肌に直接置いて、その上に艾を置き着火する方法です。

生姜は熱伝導力に優れており、身体の奥まで熱が浸透するので、温熱効果が高いと言われています。

  • 味噌灸

味噌と小麦粉を混ぜて約2〜3cm、暑さ1cm程度の円形状の固形物を作り、肌に直接置きます。

その上に艾を置いて、火を付ける方法です。

身体の不調は鍼灸で改善しましょう!

鍼灸と聞くと火を付けるから怖い、鍼を刺すから痛そうというイメージがありますが、当院では「痛くない」「熱くない」鍼で、完全オーダーメイドの施術を行っています。

また、完全個室でリラックスできる環境で、一人ひとりのお悩みに合わせてご対応させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。

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