灸の種類〜透熱灸

大阪メトロ今今里筋線清水駅徒歩5分 ひかり鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます。

院長の仲光です。

前回のコラムでは、有痕灸と無痕灸についてご紹介しましたが、今回のコラムでは、有痕灸についてご紹介したいと思います。

有痕灸〜透熱灸・焦灼灸(焼灼灸)・打膿灸〜

有痕灸は、艾柱を直接肌に置いて燃やし切る治療法です。

名前のごとく痕が残る技法で、透熱灸と焦灼灸(焼灼灸)・打膿灸の3つに分けられます。

透熱灸とは

透熱灸は有痕灸の種類の一つで、精製度の高い点灸用の艾を直接皮膚に置き、お灸を焼き切るまで燃やし続ける方法です。

艾を直接肌に置いて着火するため、火傷ができるのが特徴です。

これは身体に負担がかからない程度の小さなダメージを与えることで、身体の免疫力や機能を活性化させる目的があります。

透熱灸の大きさはツボの状態や目的によって様々ですが、米粒大(べいりゅうだい)や半米粒大(はんべいりゅうだい)が基本です。

  • 米粒大(べいりゅうだい)

米粒大とは、お米のサイズよりも少し大きいというそのままの意味です。

  • 半米粒大(はんべいりゅうだい)

米粒の半分程度の大きさのことをいいます。

透熱灸が期待できる効果

透熱灸を用いる主な場合は、こちらです。

免疫疾患

気管支炎・花粉症などのアレルギー症状や自己免疫疾患などは、透熱灸を使うことで免疫機能が正常化することが期待できます。

内科系疾患

胃痛・胃もたれなど胃腸の調子が悪い時に、良く効きます。

焦灼灸(焼灼灸)

焦灼灸(焼灼灸)とは

焦灼灸(焼灼灸)とは、精製度の低い粗艾を使って、皮膚の組織を破壊する方法です。

イボやウオノメ、タコなどの部分を治療する目的で使われます。

打膿灸

打膿灸は、精製度の高い点灸用の艾を5〜6cmほどの大きさの艾柱にして直接皮膚に起き点火し、焼き切る方法です。

その後膏薬を貼り、治療部分を化膿させていく技法です。

膏薬を約1〜2ヶ月貼り替えながら治療していきますが、最終的に治療部分の痕は残ります。

現代では、使用される機会が本当に少ない治療法です。

身体の不調は鍼灸で改善しましょう!

鍼灸と聞くと火を付けるから怖い、鍼を刺すから痛そうというイメージがありますが、当院では「痛くない」「熱くない」鍼で、完全オーダーメイドの施術を行っています。

また、完全個室でリラックスできる環境で、一人ひとりのお悩みに合わせてご対応させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。

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