灸の種類〜有痕灸と無痕灸
大阪メトロ今今里筋線清水駅徒歩5分 ひかり鍼灸院のブログをご覧いただきありがとうございます。
院長の仲光です。
みなさま、鍼灸についてどのくらいご存知でしょうか?
WHO(世界保健機構)も有効性を認めている鍼灸ですが、現在では民間療法ではなく正式な医療法としての重要性が日に日に高まっています。
今回のコラムでは、鍼灸の「灸」についてご紹介していきます。
灸の成り立ち
お灸は、今から約2000年前に北方民族の独自の医療として発展し、そこからインドに渡りました。
インドに渡ってから、仏教医学として発展してきたと言われています。
日本にお灸が入ってきたのは奈良時代と言われており、仏教とともに中国から伝わりました。
そこから現代まで、お灸は漢方・鍼とともに日本の医療を支えてきたのです。
灸の種類
お灸には、有痕灸(ゆうこんきゅう)と無痕灸(むこんきゅう)に大きく分けられます。
これはお灸をした後に、痕が残るかどうかの違いです。
有痕灸
有痕灸は肌の上に直接モグサを置き火を付けるお灸で、透熱灸・焦灼灸・打膿灸の種類があります。
皮膚に意図的に火傷の痕を作ることで、身体の血液循環を良くし、免疫機能を整える効果があります。
しかし、肌に火傷の痕が残ることから、現在ではあまり使われていません。
無痕灸
無痕灸は肌に直接触れることなく、お灸と皮膚の間に一定の空間を開けて温める方法をいいます。
主な種類として、知熱灸・温灸・隔物灸があります。
現在使われているお灸のほとんどが、こちらの無痕灸です。
灸の原料
お灸の原料となっているのは、「モグサ」です。
モグサは、ヨモギの葉の裏にある白い綿毛を精製して作られたものです。
ヨモギは日本各地に自生し、古くから身近な薬草として草団子やヨモギ団子などの食べ物にも使われてきました。
ヨモギの葉を揉んで出た汁を傷口につけると止血作用があったり、虫刺されや痒み止めとしても効果があります。
生薬として身体を温めたり、腹痛、胸焼け、下痢、便秘などの症状に効果があると言われています。
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