コロナ後遺症と迷走神経の関わり
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院長の仲光です。
2020年に猛威を振るった新型コロナウイルスですが、感染した後の後遺症に悩む人たちが、2022年の報告で6,500万人を超えています。
後遺症の主な症状として、呼吸困難や集中力の低下、疲れが取れない、味覚障害などの自律神経障害があり、普段の生活に影響を与える症状が多く挙げられています。
最新の研究では、このコロナの後遺症は「迷走神経の損傷」が原因なのではないかと、多くの研究機関が注目をしています。
迷走神経とは、肺や胃・小腸・大腸・心臓などの内臓に多くあり、身体の環境を正常に保つようにコントロールしている神経です。
この神経が刺激されると、徐脈や咳・嘔吐を起こし、強い痛みや精神的ショックで迷走神経が損傷すると、心拍数や血圧の低下・失神などを引き起こすと言われています。
コロナの後遺症がある人たちは、長引く咳やものが飲み込みにくくなった、心拍数の増加、めまいなどの症状があると訴えています。
これは、コロナウィルスによって迷走神経が損傷を受けたことによって、引き起こされたと研究ではわかってきています。
私たちの内臓の多くは、迷走神経に依存しており、これが損傷することにより身体の正常な活動に影響が及ぶのです。
迷走神経に刺激を与えると、全身の炎症の抑制につながると言われています。
しかし、この神経が損傷を受けると、私たちの人間の身体にどのような影響があるのかというのは、まだはっきりわかっていません。
西洋医学では、的確な治療方法もまだ判明していないため、東洋医学の漢方や鍼灸を使って治療することも少なくありません。
少なくとも、鍼灸は脳下垂体や副腎皮質などに伝達され、エンドルフィンという鎮痛物質の分泌を促進して自律神経のアンバランスを調整し、身体の不調を改善すると言われています。
倦怠感や息苦しさ、めまいなどのコロナウイルス後遺症と思われる症状にお悩みの方は、ひかり鍼灸院にご相談ください。
当院が所属する「東洋はり医学会なみはや支部」では、迷走神経と鍼灸治療の可能性の追求について研究・臨床を行っています。
鍼と聞くと痛そうというイメージがありますが、当院では「痛くない」「熱くない」鍼で、完全オーダーメイドの施術を行っています。
完全個室でリラックスできる環境で、一人ひとりのお悩みに合わせてご対応させていただきます。
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