鍼の種類:ざん鍼②

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院長の仲光です。

ざん鍼(ラッパざん鍼)とは?

ラッパざん鍼は上の写真のようなもので、片側が細くその反対は広がっている円筒上のまるでラッパ(?)のような形状からその名がついています。

先に述べたバチ型に比べると九鍼十二原篇のざん鍼の形状のイメージはまだかろうじて保持していますね。

用途としてはこちらも「邪熱を瀉す」という使い方が多く、例えば花粉症の方の場合は迎香穴(鼻のふくらみの真横)に細い方の先端を当て、広がっている方へと邪熱を逃がすようにコンコンと鍼を叩いてあげながら施術すると鼻の通りが良くなります。また、捻挫などで腫れがある時には痛くない様に広い方の先を使ってスッと引いてあげると腫れが収まったり、手のひらに熱があるようないわゆる手掌多汗症などの方には広い方の口全体をポンポンと手のひらを叩くように当ててあげると効果があります。

しかしこのラッパ型とバチ型ざん鍼、結構効果が強いのであまり多用し過ぎると患者様に逆効果の場合もあるので使用は限定的に、サッと邪熱を取るイメージで使っています。遊び半分で自分の腕や足にずっと使っているとすごくしんどくなるので気を付けましょう。(経験済)

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