鍼の種類:圓鍼

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院長の仲光です。

圓鍼(えんしん)とは?

圓鍼(円鍼・員鍼ともいう)は前回の鍉鍼でも引用した古代中国の医学書、霊枢の「九鍼十二原篇」にて

「員鍼はその皮膚に接する所が卵のように丸くなっており、皮下にある気を調えるもので、肌肉を傷って気を泄らすようなことはない。」と書かれています。

つまり、形状としては実際には様々なものがあるが、上の写真のような形のものであり、この圓鍼の使用目的は気の調節に使う(気を流したり留めたりする)ものであるということです。

また、九鍼十二原篇にも記述のあるように、その形状から肌(皮膚)を傷つけるものではなく、気を泄らす(もらす)こともないとされ、非常に使い勝手のよい鍼であります。

当院での施術においてはお身体の各部の毫鍼による調整が済んだ後に仕上げとして皮膚面を圓鍼で撫でてあげると、それまでの調整でも施術前に比べて良い肌艶になっていた皮膚面がさらに締まり、艶やかになります。

このような効果から美顔鍼灸の目の下のクマやほうれい線に対しての施術に重宝しています。

また、鍉鍼と同じくお子様や鍼に敏感な患者様に用いる機会が多く、刺さない鍼としては鍉鍼に次いで当院では使用頻度の多い鍼であります。

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